不動産担保ローンは即日融資してもらえる?ポイントや注意点を解説

不動産担保ローンは、不動産を担保にすることで無担保ローンに比べて比較的低金利で高額な融資を受けられるローンです。
まとまった資金が急に必要になったときに、不動産担保ローンは即日融資してもらえるのか気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、不動産担保ローンは即日融資してもらえるのか、不動産担保ローンを選ぶときのポイントや融資を受ける際に注意すべきことを解説します。
不動産担保ローンは即日融資してもらえる?
不動産担保ローンとは、土地や建物などの不動産を担保として融資を受けられる金融商品です。不動産担保ローンは、担保とする不動産を評価するための時間が必要なため、基本的に即日融資は難しい傾向にあります。
即日融資に対応してくれる金融機関もありますが、担保不動産の評価が慎重にできないことから、金利や融資可能額などの条件面で不利になる可能性があります。
そのため、不動産担保ローンを組みたい場合は、担保とする不動産を評価するための時間を考慮して、期間に余裕を持って金融機関に相談することをおすすめします。
不動産担保ローンを選ぶときのポイント
不動産担保ローンで即日融資を受けたいからといって、審査スピードの早さのみに注目して金融機関を選ぶと後悔する可能性があるので注意が必要です。
不動産担保ローンを利用する際は、複数の金融機関を比較して、信頼性の高い金融機関で自身に合ったローンを組むようにしましょう。
ここからは、不動産担保ローンを選ぶときに見るべき3つのポイントを紹介します。
金利
不動産担保ローンの金利は、金融機関によって異なります。融資金額と返済期間が同じでも、金利の違いによって月々の返済金額や総返済金額が変わります。
金利に注目していなければローンの返済が苦しくなってしまう可能性があるので、各金融機関の金利を比較して検討しましょう。
融資上限額
金融機関ごとに不動産担保ローンの融資上限額が設定されているため、希望金額が借りられるかを事前に確認しましょう。
ただし借入れ可能額は、担保とする不動産の評価額や申込者の信用力を踏まえて決められるため、融資上限額まで借りられない可能性がある点は注意が必要です。
融資までにかかる時間
不動産担保ローンの融資までのスピードは、金融機関によって異なります。融資まで1ヶ月程度かかる金融機関もあれば、即日融資を可能としている金融機関もあります。
銀行よりもノンバンクの方が融資までのスピードが早い傾向があるため、早く融資を受けたい場合はノンバンクを検討することもひとつの選択肢です。
ただし、融資までのスピードが早ければよいとは限りません。審査の早さ以外にも金利や融資上限額、金融機関の信頼性なども踏まえたうえで検討しましょう。
手数料・諸費用
不動産担保ローンで借入れする際は、事務手数料や印紙税、登記費用などの手数料・諸費用がかかります。金利が低くても、手数料や諸費用が高ければ借入れる際の負担が大きくなってしまいます。
手数料や諸費用は金融機関によって異なるため、複数の金融機関を比較・検討しましょう。
信頼性
ノンバンクの不動産担保ローンを利用する際は、貸金業登録をしているかを確認することが大切です。お金を貸す業務をするためには財務局または都道府県に貸金業登録をしなければなりません。
貸金業登録をしていない業者は違法業者であるため、注意が必要です。検討している会社について知りたい場合は、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」などを利用して信頼できる業者であるかを確認する方法もあります。
少しでも早く融資を受けるために気をつけること

ここでは、不動産担保ローンで少しでも早く融資を受けるために注意すべき以下の3つのことを解説します。
- 必要書類に不備がないようにする
- 事業計画書を入念に作成する
- 滞納している支払いがないかを確認する
必要書類に不備がないようにする
不動産担保ローン可能な限り早く融資を受けるためには、審査に必要な書類を早めに不備なく用意することが大切です。必要書類の提出が遅れたり書類に不備があったりすると、審査や融資が遅くなってしまうので注意しましょう。
不動産担保ローンの審査に必要な主な書類は以下のとおりです。
法人の場合 | 個人事業主の場合 |
---|---|
・本人確認書類 ・決算書 ・固定資産評価証明書 ・各種納税証明書 ・返済予定表や残高がわかる書類 ・事業計画書 |
・本人確認書類 ・確定申告書 ・固定資産評価証明書 ・各種納税証明書 ・返済予定表や残高がわかる書類 ・事業計画書 |
なお、金融機関によって必要な書類が異なるため、事前に確認して不備がないように早めに用意しましょう。
事業計画書を入念に作成する
法人や個人事業主が不動産担保ローンで融資を受けるためには、事業計画書の提出を求められる場合があります。不動産担保ローンの融資審査では、担保とする不動産を評価するだけでなく、返済力を見るために事業の安定性も重視されます。
そのため、資金調達後の事業展開などの根拠を明確にしたうえで丁寧に作成することが大切です。
滞納している支払いがないかを確認する
不動産担保ローンで早く融資を受けるためには、滞納している支払いがないかを確認することも大切です。不動産担保ローンの審査では、担保とする不動産だけでなく申込者や会社の返済履歴も確認されます。
もし滞納している支払いがあれば、信用情報に問題があると判断され、審査が長引いたり審査に落ちてしまったりする可能性があるので注意が必要です。
スムーズに審査が進むように、正常な支払いを継続しておきましょう。
不動産担保ローンのご相談は「AGビジネスサポート」へ
AGビジネスサポートでは、事業に必要な資金を準備したい法人・個人事業主の方に「 不動産担保ローン 」をご提供しています。
AGビジネスサポートでは、ご融資額が最高5,000万円(個人事業主の場合は最大2,000万円)の「不動産担保カードローン」と最高5億円の「不動産担保ビジネスローン」をご提供しています。
いずれのローンも簡易診断は最短1日、ご融資までには最短3日でご利用可能なため、ビジネスのスピードに合わせてご融資を受けやすいでしょう※1※2。
※1申込時間帯によっては対応できない場合があります。※2本審査の結果、ご希望に添えない場合もございます。
※法人契約の場合は原則代表者の連帯保証が必要です。また、担保提供者の連帯保証が必要な場合があります。
即日融資に対応している不動産担保ローンは少ない
不動産担保ローンは、担保とする不動産を評価する時間が必要なため、即日融資に対応している金融機関は多くありません。
そのため、不動産担保ローンを組みたい場合は、期間に余裕を持って相談することがおすすめです。
AGビジネスサポートの不動産担保ローンでは、簡易診断は最短1日、ご融資は最短3日で可能です。事業資金を調達したい法人・個人事業主の方は、AGビジネスサポートにご相談ください。
おすすめ記事
-
-
- 監修者
- 竹下 昌成(たけした あきなり)
-
- プロフィール
- 大家業、TAC講師、竹下FP事務所代表。1971年生まれ。兵庫県西宮市在住。立教大学卒業後、地銀やノンバンク、住宅メーカーFPを経て現職。30歳から大家業をスタート、45歳でFIRE。年間家賃収入3,600万円。得意分野は住宅購入と不動産投資。
- 資格情報
- CFP、宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、住宅ローンアドバイザーほか
- https://mbp-japan.com/hyogo/fp-takeshita/